いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
親子・子育て応援ラボ(超党派の地方議員コミュニティ)のメンバーにて、文京区の児童相談所(区児相)を視察させていただきました。福祉なら文京区、と素晴らしい人材の宝庫とも言える文京区の児相を視察できるのを楽しみにしていました。あんなに温かく、和むコミュニケーションが伝わる職場は、他の区と全く異なり「働きやすさ」が想像できました。福祉は常に「担い手」「人材育成」が課題なので、働く喜びや楽しさ、やりがいが実感できる職場づくりが、本当に大切だと思っています。


文京区児相は23区で10番目の設置で、これまでの他区のノウハウも活かされていると実感しました。実際に、都や先行の他区にも職員が学びに出て経験を積んできたとのことです。
【子どもが直接相談に来る】
都児相の時との違いとして「子どもたちが直接、相談に来るようになった」という違いを教えていただきました。今の不安や、昨夜の恐怖など、子どもが「あそこに相談してみよう」と自ら来ることができる安心感は、かけがえのないものだと思いました。電車賃がなくても、自分の足で来ることができる場を知っているかどうかは、子どもの命にも直結すると思います。また、学校の学びを継続できることも、区児相や区内の一時保護所だからこそできる魅力のひとつだと思います。学校を変えずに支援を続けることが、とても重要です。
【子ども家庭支援センターと常時つながっている】
事務所は常時接続テレビによって、子ども家庭支援センターとつながっています。相互に職場の様子がわかり、声をかけてオンライン会議を細やかに実施できる特徴があります。常にオンライン会議ができる環境が整っていることが、緊急対応も含めて重要だと思いました。
子ども家庭支援センターは「予防」「ポピュレーションアプローチ」
区児相は「高度で専門性の高い支援」「ハイリスクアプローチ」
とそれぞれの役割を明確にしていて、ケース毎に、どちらがどう関わることが効果的か、コミュニケーションを図っているということでした。まさに国が示してきたモデルの実践で、素晴らしいと思いました。
【都児相からの変化】
区児相設置までは、都の児相・一時保護所に子どもたちを送り込んでいた(担当してもらう)のですが、それは「赤信号でないと対応してもらえない」と振り返ります。どうしても広域だとケース数も多く、優先順位があります。区児相だからこそ、黄色でも子ども家庭支援センターと連携して、それに合った対応ができるということでした。これは「切れ目のない支援」ができる点で非常に重要です。何か起きた時に、対応しなくていい訳ではなく、ただ待ってもらう以外の支援を話し合う環境が羨ましくもあります。
中央区は区児相の設置が「未定」の状況で、こうした「地域で育てる」「地域で子どもが相談しやすい」場が乏しい状況にあると言えると思います。予防的ケアから、ハイリスクアプローチまでの選択肢の幅が、地域密着で備えているからこそ、支援の選択肢が充実し、ノウハウやキャリア・人材が育成されるのだと感じました。
私たちは他区の児相と全く違う、文京区の職員のみなさまの「空気感」に対して質問したところ「支援者支援に力を入れてきた」という文京区の取り組み、思いをお聞きしました。都全体として、こうした素晴らしいところを取り入れ、広域で共有し、また他の区などに展開していくことも重要だと思っています。
写真NGでお見せできないのですが、素晴らしく細やかに配慮された家具、色調、間接照明などのひとつ一つが、とても温かくて驚きました。何度でも見たい、居心地への心配りの数々でした。
本日は、貴重な視察の受け入れをありがとうございました!
