いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
一般法人財団法人 日本女性財団が主催する「フランスの最新女性医療について」勉強会に参加させていただきました。講師は、ジョフロワ江美さんでした。フランスに住んで30年、ご帰国のタイミングであるとのことでした。日本女性財団のみなさまは「医療だけでは解決が困難な問題を解決していきたい」として、特にヘルスケアや福祉といった分野への取り組みの必要性をお伝えいただきました。これは私自身も共感するところで、政治だけでも難しいと実感しています。
今回のテーマである女性医療に関しては、相談をためらったり、恥ずかしいとして抱え込むなどの状況があり、女性のQOLを引き上げ、次世代の健康やウェルビーイングにつなげていくことの重要性もお伝えいただきました。以下に、フランスと日本の差が特に顕著だったご報告をピックアップしてお伝えします。
【性教育】
フランス:幼稚園から年に3回以上の性教育が義務化。幼稚園の頃から「嫌なことがあったら大人に伝える」を徹底して伝える。
日本:生命(いのち)の安全教育を小学校から推進
【更年期】
フランス:HRTホルモン治療を受ける方は40%、更年期による離職はない。
日本:相談せずに我慢する方が多く、更年期症状に起因する離職を含む経済的損失は3兆円規模とも言われている。
【ユースクリニック】
フランス:10代から婦人科のかかりつけ医は当たり前で、何でも気軽に相談に行く。
日本:都心と地方の格差も大きく、地方では同性の産婦人科医へのアクセスも困難。
【緊急避妊ピル】
フランス:薬局に行くだけで受け取れて、未成年は無償。成人女性は保険証の提示で無料となるが、有料でも800円程度。
日本:緊急避妊の診察ができる病院が特定されていて、価格は1万円前後が一般的。
【事実婚】
フランス:PAXと言われる事実婚が若い世代を中心に好評で、まもなく婚姻関係の半分を占める勢い。
日本:選択的夫婦別姓が進まず、事実婚も制度としてなし。

ざっくりのわかりやすい論点を列挙しましたが、大きな違いがわかるかと思います。もちろん慎重な議論や調査などは必要ですが、命を守る、命に直結する課題は、より迅速に対応する必要があると思います。
特に子どもや若者の自殺、産前産後うつによる自殺などの緊急性を鑑みれば、ユースクリニックや医療や相談へのアクセスがハードルなく、より身近に必要であることがわかります。
これからも、こうした気軽に身体のことや心のことが相談できる体制づくりを、官民連携しながら、一体的に取り組む活動を応援し、私にできることで力を尽くします。貴重な機会をありがとうございました!


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