中央区 子どもの権利は保護者の責任 高橋まきこ一般質問

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

2024年9月19日に中央区議会にて一般質問をしました。レポートのvol.2となります。★アーカイブ動画視聴はコチラ

1)築地のまちづくりと歩行者デッキのこと
2)中央区子どもの権利条例制定は否定 ★ココ
3)中央区こども家庭センター設置へ
4)児童館の利用時間を全区で同じにしてほしい
5)適応教室わくわく21が居場所となるために

<高橋まきこからの質問>
中央区は中央区の子どもや子どもに関わる全ての人に対して、子どもの権利について、どのように伝えていきますか。

【中央区は保護者責任と明言】
中央区は「子どもの権利」を子どもたちに伝えるのは保護者が第一義的責任を有すると答えました。みなさまはどうお感じになりますか?保護者は学ぶ機会や環境があった方もいれば、そうではない方もいる世代だと認識しています。保護者責任、だけでは難しいのではないでしょうか。中央区は学校教育でも主権者教育や人権教育で理解促進に努めていると付け加えました。広く区民には広報誌や街頭活動で伝えているそうです。

【中央区こども計画と子どもへのアンケート】
中央区では現在、第三期中央区子ども・子育て支援事業計画となる「中央区こども計画(仮称)」と称される案が示されたところです。区は、この計画への思いを「子どもを真ん中にして、地域で支えていくために横串を刺したい」と説明しています。23区では、区の児童相談所設置に合わせて、子どもの権利条例の制定が進んでいます。区児相がなくても、こども条例を設置している目黒区や、子どもの権利に関するリーフレットを作成して、区のホームページで伝えている千代田区のような取り組みの事例もあります。

子どもたちへのアンケート調査の結果として「困った時に悩みや話を聞いてくれる人がいる」と答えた子どもたちは、小学生、中学生、高校生のいずれも70%台に留まり、20%以上の子どもたちは話せる相手がいないと感じていることがわかりました。これは国の目標数値から大きく下回っています。さらに子どもの権利を知らないと答えた子どもは、中学生で割合が最も高く、35.1%もいることがわかりました。中央区ではまず、子どもたちや子どもに関わる全ての人に子どもの権利の理解を深め「子どもたちは誰もが大切にされ、個人として尊重されている」と伝えることが、はじめの一歩であるとわかります。

【こども基本法と子どもの権利】
こども基本法は、日本国憲法および児童の権利に関する条約(※)の精神にのっとり、全てのこどもが、将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指し、こども政策を総合的に推進することを目的としています。こども施策の基本理念のほか、こども大綱の策定やこども等の意見の反映などについて定めています。

【H11制定 中央区の教育環境に関する基本条例】
中央区には25年前となる、平成11年に制定された「中央区の教育環境に関する基本条例」があります。ここでは子どもの人権尊重が伝えられていますが、子どもの意見表明を含むものではないことから、こども基本法を踏まえた内容へ更新すると共に、教育だけに留まらない全庁的な子どもの権利条例の制定が必要と捉えています。不登校や自殺、ヤングケアラーをはじめとした問題に対して、今、教育とその他の部や課との連携が、子どもたちを守るために求められています。

引き続き、あきらめず、誰もが子どもの権利を知ることができるように、全庁的な取り組み、条例制定を求めていきます。

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★高橋まきこ中央区議会一般質問ダイジェストは コチラ

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