子どもを抱っこして自転車に乗るのは違反、ではどうしたら

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

子どもの事故予防地方議員連盟 の研修会にて「子どもが自転車に同乗する際のリスクの把握と事故予防」について、国民生活センターの方から、今回は3つの点について、事故発生件数やアンケートなどのデータと共に教えていただきました。※参考 警視庁

【子どもの抱っこ乗車はNG】
子どもを抱っこして自転車に乗車していた事故は、2017年からの6年間に32件発生しており、この他に死亡事故も発生しているそうです。転倒事故が多く、子どもの頭がい骨骨折など、大きなケガとなっているそうです。子どもの同乗について、法令では「幼児用座席」と「おんぶ」のみ認められています。

・おんぶ(背負い)は可(生後4ヶ月から36ヶ月まで)

・乗せられるのは2人まで

・対象年齢は未就学児まで

おんぶを含めた3人や、小学生の幼児用座席の乗車は認められていません。

【抱っこ乗車のシーンは園の送迎時】
子どもを抱っこして自転車に乗車したことがある方へのアンケート調査では

・抱っこ乗車の目的は「幼稚園・保育園の送迎」が64%と最多

・抱っこ乗車の理由は「幼児用座席の対象未満だったから」(1歳児未満)

・おんぶをしなかった理由は「難しい」と回答

・法令違反の認識は「知っていた」がおよそ55%

こうしたデータに基づき、登園、降園の環境整備を文科省と厚労省に行政要望をしているとのことでした。具体的には さいたま市の保育送迎ステーション などが改善事例案となるそうで、保育園の選択肢が広がるメリットがあるそうです。

【1歳未満のヘルメットはない】
自転車の乗車時に、ヘルメットの着用が努力義務化されていますが、1歳未満の子どもには「ヘルメットがない」のが現状とのことです。おんぶでヘルメットなし、も事故の際に大きなケガとなってしまうため、実際には1歳未満児の乗車は推奨されず、別な移動方法を検討してほしいとのことでした。

【幼児用座席使用時のケガ】
・スポーク外傷(車輪に巻き込まれるケガ)
・転倒
・身体のはみだし
後部幼児用座席からは障害物が見えない状況で、危険物に気付いた時はケガをする時、とのことです。こども家庭庁に事故予防を注意喚起しているそうです。

銀座の商業施設の地下駐輪場、幼児座席が目立ちます

<私たちにできることを話し合ってみよう>
ここまで、学んだことをお伝えしてきましたが「では一体どうすればいいの」「みんなやってる」と言いたい方もいると思います。保育園や幼稚園の送迎負担は、自転車使用に限らず、多く相談やお悩みを聞いています。実際、中央区ではファミリーサポートセンターへの依頼の8割近くが子どもの送迎です。保護者の妊娠や家族を含む病気やケガなどの際に、誰が家で見守り、誰が子どもを送迎するのか。送迎する子どもには集団で育つ権利があります。最近は在宅勤務の方も増え、送迎が負担に感じるという、ワンオペの保護者からの声も増えていると感じます。送迎の依頼は時間が集中するため、ベビーシッターもマッチングしにくいそうです。1対1の保育が安全の基本となるため、シッターが複数名の子どもの送迎ができないため、この問題に対して何ができるのかと考えています。みなさまと中央区の特性を踏まえた取り組みについて、ご意見をお聞きしたいと思っています。

中央区民のみなさまは 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。

★★★★★★★

中央区「区長への手紙」へ伝えて直接返答を求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。

★高橋まきこの活動がわかる政策レポート集は コチラ

★高橋まきこ中央区議会一般質問ダイジェストは コチラ

シェアして応援する
目次