フェムテック地方議員ネットワーク視察 EASE女性のクリニック

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

フェムテック地方議員ネットワーク で初めての視察を開催しました。八丁堀駅徒歩2分のところにある EASE女性のクリニック の丸山院長先生を訪ね、ご説明と意見交換の時間をいただきました。

【女性を含むすべての人の健康のために】
ウィメンズヘルスケア(女性の健康)のためには、妊娠して初めて通院するとか、初めて自分の身体のことを知るといったことではなく、いつでも正しく知り、そのことを「アウトプットできる機会」が必要だとのことでした。

本当のことを話せない、恥ずかしい、よく知らないといったことが続くことが残念だという気持ちについて話し合いました。その悩みや困りごとを伝えて受容してもらう経験が、いざ身体が激変する妊娠、出産、産後を乗り越える時の力となり、礎となるのだろうと思います。急にはできないものですね。

【HPVワクチン接種もひとつのきっかけに】
こちらのクリニックでは接種前に、先生に身体のことを話す時間が設けられています。その上で、正しく知るために、個室でタブレットを視聴する時間があります。こうした事前に不安をできる限り最小限にする工夫が温かいと感じます。

【尿もれに悩んでいませんか】
尿もれに悩む女性は多い一方で「話す方はなかなかいない」とのことですこちらではフェムテック機器 エムセラ が導入されています。もっと身近に治療ができたら、産後や更年期を我慢するだけではなくケアすることで老後がより快適に過ごせるように期待されます。

【すべての母のために】
産後ケアは流産、死産を含む、全ての母が利用できるために、その期間は産後1年が望ましいと母子保健法にて地方自治体の努力義務とされています。

みなさまは産後ケアを利用できたでしょうか?
コロナ禍で難しかった、という方も多いかと思いますが、実はコロナ前も昨年も変わらず、ずっと中央区の産後ケア(聖路加マタニティケアホームの宿泊型)を利用した方は妊産婦の12%に留まり、変化していません。この8月の対象施設拡大(江東区の東峯サライ)で利用者が増えるといいなと期待しています。

私たちは「産後うつ」の死亡をゼロにしたいと取り組んでいます。それぞれの場で果たす役割は違いますが、心はひとつです。そのためにできる限りのことを実践したいと思って、取り組んできました。法や東京都の事業などを十分に活かせていない中央区であることが、本当に悔しいのですが、
これからもみなさまの「正しい意見」を見える化し、正しく取り組みを実践するようにこれからも求めます。日帰り(デイケア)や居宅訪問(ホームケア)で産後ケアを届けなくてはなりません。

出産がようやく保険適用となりましたが、これは一歩に過ぎません。保険で救うべきことであるからこそ、その前後もしっかりとフォローしなくてはならないのです。

これからも、みなさまのご意見をお寄せください。
産前産後のママインターンとも意見交換をしながら、政策を前に進められるように取り組みます。

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<ありがとうございます>
丸山先生の温かい思いと願いが込められたクリニックで、6年前、こちらのプレオープン内覧会の時から信頼しています。日々、新しいことに取り組み、実践される場を心から尊敬していましたので、このように、仲間と共に学ばせていただける機会に感謝しています。

民間で活躍する方々や大学生インターンも参加してくださり、課題解決は政治のみならず、こうした様々な「力」が重なって大きく前進するのだと期待します。参加のみなさまも、ありがとうございました!

大学生インターンの感想で「(性教育が限定的で悲しいことが続く)知らない、は自分の世代で終わりにするべきだと思う」という一言に胸が熱くなりました。未来を担う子どもたちに、私たちは何を残し、引き継いでいくのでしょうか。

★ご意見やご要望などは

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