児童館や学童クラブ 学習用タブレットのルールは?

保護者から「学童クラブでの学習用タブレットの使い方で困っている」というご相談を受け、中央区議会にて確認をしました。特に夏休みは児童館で過ごす時間が長時間となるため、急ぐべき課題だと感じています。

中央区で配備されている学習用タブレットについては こちら

LTEモデルで20GBの容量であるため、どこからでもアクセスでき、児童館内でも使うことができます。

 

【SNSルールが学校によって違う】
学校ごとにルールが違い、さらに家庭によってもルールが異なります。そのために「学童はどのルールを基本とするのか」が課題となっているということでした。

 

【問題】
・学童で時間の制限なく使い、帰宅後に具合が悪くなっていた
・ゲーム的な遊びを際限なくやっていた
などといった問題があるとお聞きしています。

中央区は、各学校のルールを元に、児童館毎にルールの検討をしていると説明しました。タブレットの活用は人それぞれで「主体的な学びのための道具」としては当然のことです。だからこそルールは、子ども達が主体的に考えて作り、守るという責任をもつところからスタートすべきであり、デジタルシティズンシップ教育が大切だと、これまでも区議会で要望してきました。児童館や学童クラブにおいても、こうした子ども達が主体的に原則を考える機会からのルールメイクを要望しました。そして専門家(例えばICT支援員)が必要な際は、教育と連携し、派遣委託するなども必要だと対応強化を要望しました。

 

【中央区教育委員会は】
学校ごと、はわかったのですが、中央区教育委員会はどう説明しているのでしょうか?2022年5月の中央区教育委員会記録 に、このようにありました。

「特にタブレットについては1人1台貸与されているということでありますから、授業以外の部分では使用しないよう指導を徹底しているところであります」

この指導はデジタルシティズンシップに逆行しているという点で、大きな問題です。守らない子ども達と制限を強要し続ける指導者の追いかけっこが延々と続いてしまうからです。

とある小学校では、ゲームを授業中にするという理由でタブレットを回収されているところもあるようです。環境整備が進んだ中で、本当にもったいなく、残念に思います。

一方で、全体朝会や保護者会の実施、学級閉鎖中のオンライン授業の実施など、最大限に活用している学校もあると言います。

 

端末制限とデジタルシティズンシップに基づくルールを主体性と責任をもって守る子ども達に期待し、生き抜く力の糧として、育ってほしいと心から願っています。

 

みなさまの学校では、活用はいかがでしょうか?
各校で全く活用が違うとのことで、ぜひお聞かせください。

 

ご意見やご要望などは

高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。

中央区民のみなさまはぜひ 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。

★★★★★★★

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