中央区 待機児童ゼロ達成 その先に

本年度4月入所において、中央区は待機児童がゼロになったと報告を受けました。
これからどう取り組むのか、という議論が中央区議会、福祉保健委員会で深く交わされました。今日の議会をこれからも何度も思い出し、胸を熱くしながら、また汗をかきたいと思っています。

中央区はこれまでの定員拡大をゆるめることなく、取り組みを続けていくと説明しています。

 

【保留児童(隠れ待機児童)がいる】
こちらの表 からもわかるように、定員に空きがありつつも保留通知を受け取っている(内定していない)児童がいるということです。待機児童ゼロはあくまで厚労省の算定に基づくゼロで、全てのニーズが満たされているということにはなりません。「隠れ待機児童」とも呼ばれています。

例えば中央区の今(6月時点)で1歳児の枠が58人空きがありますが、132人が認可保育園の希望園には内定していない、といった状況です。

 

【晴海の新しいまちづくりと勝どきの再開発】
東京大会2020(オリパラ)の選手村跡地、晴海フラッグに新しいまちができます。今のところ5,000戸、およそ12,000人が居住する見込みとされています。

また、その至近にある勝どきにも大規模タワーマンションを含む再開発があります。

このように勝どき、晴海にこれから住む方々の保育ニーズはまだ正確にわかりません。いつ、何歳児に、何人が必要となるのか。

これまでの晴海、勝どき地区への転入は30~40代の年代が中心で、伴って、出生数も6年連続で2,000人を超えてきました。転入者、居住者が同じ傾向であるとすると、また待機児童が発生してしまう懸念は大いにあります。

 

【 高橋まきこがみる 中央区の保育園の未来 】
中央区の保活は新たなフェーズに入った、転機であると実感しています。
しかし、上記の理由から楽観視していません。
隠れ待機児童や空きがある園の地域偏在、保育の質の確保など、課題は多くあります。

中央区が説明するように、定員拡大をしながら、空きのスペースや保育士配置を確保し、一時預かり保育や病児病後児保育、コミュニティ活動など、保育の必要性を問わない、地域の子育て支援に活用すべきです。

 

誰もが希望する時に保育にアクセスできる中央区へ

 

 

【高橋まきこと子育て支援】
区議会議員1期目、残りの任期が1年をきりました。最終年度も所属委員会が福祉保健委員会となり、初年度から4年間、福祉保健委員会にて子育て支援を中心に取り組める、今の環境に感謝しています。引き続き、みなさまの声を届け、子どもの声を聴く議員でありたいと思っています。

中央区の子育てについて、SNSや お問い合わせフォーム にて、気軽にご相談ください。

 

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