いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
生理がタブー視されていることで、日本の社会における理解が深まっていないのではないか
長野県に住む高校1年生からお声かけいただき、オンラインでヒアリングを受けました。せっかくの機会なので、中央区で学び、学校の探究学習で自校の生理用品配備に取り組んできた高校2年生と、中央区のママインターンと4人で意見交換をしました。彼女たちは、探求学習のテーマで生理問題を選び、取り組んでいます。気づきのきっかけは、海外留学で学校の女性トイレや男性学生とのコミュニケーションから、と言います。オーストラリアの高校のトイレでは、フリーパッドが当たり前に置いてあったし、CMで流れる画像もよりリアリティがあるものだったそうです。
高校生が歴史的背景や現状の課題について考え、調べた結果として
「性教育が必要で、それはどうしたら実践できるのか」ということと言います。
生理について学校で教わったのは、小学校5年生の時に、男女で分けられて、女子児童だけが、生理用品の使い方を伝えられただけと、長野県と神奈川県の小学校で学んだお二人は話していました。これは、昭和に千葉県の小学校で聞いた私と同じ経験。課題が多い現状は変わらないのですが、やれる!と信じる彼女たちの未来に期待しています!


【生理痛体験】
東京都の「女性の活躍に関する条例」に関連した、都議会の質疑応答から生理痛体験が話題になり、いわゆるバックラッシュに近い状況があります。副知事や私たち都民ファーストの会東京都議団会派としても「体験は一つの事例であり、大切なことは「女性特有の健康課題への配慮」であり、理解促進と環境整備が重要なことと説明をしてきました。
私自身が参加した7月のイベント「違いを知ることからはじめよう展」が、その好事例のひとつと言えると思います。 (東京都女性活躍のためのフェムテック開発支援・普及促進事業 助成金活用事例)
ここでは生理痛体験のほか、眠気や身体の重さなど、様々な体験や女性の声を集めて、展示していました。複合的に発生したり、何も起こらなかったり、その差や違いも理解できるように工夫されていました。

先日、会派の有志メンバー(おぎの都議、さいとう都議)で、株式会社リンケージ(銀座)の生理痛体験機器の活用について、説明を受けてきました。年明けの審議にも活かせるように取り組みを続けます。
(経緯)
自民党会派の代表質問(増山あすか議員)に対する松本副知事の答弁/2025.12.9


(参考 info)
・国際セクシュアリティ教育ガイダンス【改訂版】
・第6次男女共同参画基本計画
・東京都男女平等参画
・日本版DBS
・東京都女性活躍条例
・性差の日本史
