品川区 児童見守りシステム「まもるっち」を視察

いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。

「これがあるから小学生は品川にした」
「まもるっちがあるから安心」
と、区民から絶大な人気で20年間、愛されている「まもるっち」を視察させていただきました。品川区では小学校1年生になるとキッズケータイが配られます。私はその必要性から、区議会でも質問を続けましたが、中央区では導入に至りませんでした、涙。今回、子どもの事故予防地方議員連盟にて、視察を受け入れていただきました。全国から視察の問い合わせが続く、注目の政策です。

【警察との連携で実現】
平成15年から6万人の子どもに配布してきた「まもるっち」は、いわゆるキッズケータイで、中のシステムが品川区独自となっています。品川区での導入のキッカケは大阪府池田小学校の事件だったと言います。教育委員会の「お墨付き」であり、学校に持っているのがよいところだと言います。システムは警察との連携で成り立っていて、月に1回の定例会議で、警察を始めとした関係者の情報共有を図っているとのことです。

配布の対象:品川区在住の小学生(区立学校、私立なども含む)
品川区生活安全サポート隊:警察OBで構成
協力者:区民

【センターにつながる】
ブザーの紐を引っ張るとコールセンターにつながるようになっています。コールセンターでは、GPSを頼りに、どこで鳴っているかが画面上の地図に表示され、子どもと会話をします。その際に、在校の学校と自宅とが画面に表示されるため、その位置関係が明らかな状態で話せる点が特徴的です。センターの対応は必要に応じて、サポート隊や警察、学校、保護者と連絡を取り合います。

【子どもの声による通報もある】
「お父さんに殴られました」
「いじめられています」
こうした子どもの声が年間で数件、届いているそうです。虐待通報や、心の声の相談のきっかけになっているのであれば、地域としては大変心強いことだと思いました。子どもたちの声を聞くことができず、自殺していってしまう子どもと若者が増加している今、声を伝えてくれるツールが必要です。「どうせ言っても変わらない」という子どもたちの諦めに、私たちはひとつでも多くの選択肢をもって、子どもたちと必死につながらなくてはなりません。

品川区の児童見守りシステムを支える「地域の大人たち」と出会うことができました。みなさま熱い思いを持ち、誤報でも子どもとつながるきっかけに対して、明るく迎えている様子が印象的でした。何気ないつながりが、いつか、誰かの命を支えるきっかけになるのかもしれない。その思いが、地域の支え合いなのだと、思いました。心から深く感動した視察になりました。

コドジコへのご協力、お受け入れをありがとうございました。
品川区はこちらも含めた安全政策でグッドプラクティス賞を受賞されています!

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