いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
昨年度となる令和6年度の決算審議を行う、特別委員会に委員として出席しています。私の担当は「各会計決算の第1分科会」です。本日は「消防庁」を担当して質問をしました。中央区内にある3つの消防署を訪問しましたので、各地でお聞きしたご意見や状況を念頭に質問を取りまとめました。この点は伺っていて、とてもよかったと感謝しています。
※まきこの質疑応答は 都議会ホームページ から、アーカイブを視聴いただけます。
【火災と救急需要は過去最多】
東京消防庁によると、昨年の火災件数は過去10年で最多となる4,518件
救急出動も、過去最多の935,373件
火災はデジタル機器などの活用により、電気のコードやプラグなどに関連して、様々な火災が発生しているそうです。私はできることで、まずコードとホコリに注意しようと思っています。
救急は、高齢者の搬送が多く、高齢化はもちろんですが、夏の高温化による熱中症や、コロナの感染の長期化(固定化)等の影響もあるようです。
日本全体の課題として「労働力不足」があり、生産年齢人口が急速に減少していることから、消防庁も働く人材の確保が重要となっています。そこで、消防と救急の人材確保、相談対応の強化などを質疑応答で確認しました。
消防
・消防署の業務体験や若手リクルーターによる魅力の発信
・自衛隊との合同業務説明会 ほか
救急
・デイタイム救急隊の増設
・需要が増大する夏季と冬季に対応した編成
・救急相談を一部外部委託して、過去最多の相談対応

【消防団の環境整備】
大規模災害が発生した際には、自治体消防だけでは対応が困難な状況となることから、地域防災における「共助」の要、消防団の活動を支えることも大切です。
・震災等の大規模災害発生時に、消火用ホースを延長できるホースバックを全分団に整備
・安全性及び動作性を向上させた防火服を導入
特別区消防団の更なる災害活動力の向上を図る、とのことです。
【マンション防災】
大規模地震時の懸念として、以下の点があります。
・火災発見の遅延
・傷病者搬送の困難性

大規模災害発生に対応したマンション防災
・初期消火や傷病者搬送要領等の指導、実践的な防火防災訓練等を実施
・実践的な防火防災訓練練等を推進していく
マンション防災は都においても、多くの局で取り組んでいることから、消防庁との連携も重要なテーマのひとつです。都民の生命と財産を守る、強靭な東京を目指して審議を続けます。
