いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
東京都発達障害者支援センター こどもTOSCA を視察訪問させていただきました。都民であるお子さまのことを相談できる機関で、世田谷区にあります。中央区にお住いのみなさまはできれば「ゆりのき(中央区子ども発達支援センター)」にご相談いただけたらと思いますが、より広域的な支援の活用などのご相談に活用いただくのがよいかなと思いました。
【東京都発達障害者支援センター】
東京都発達障害者支援センターは、社会福祉法人嬉泉が都の委託を受けて、平成15年に東京都自閉症・発達障害支援センター(Tokyo Support Center for Autism and Pervasive Developmental Disorders;通称TOSCA)として開設されました。平成17年に施行された「発達障害者支援法」に位置づけられた専門機関として「発達障害者支援センター」に名称が変更されました。地域の関係機関へつなぐ役割のほか、お住まいの地域で必要な支援が受けられるように、学校や会社、支援機関、行政機関などへのコンサルテーションや支援者への研修等、地域のバックアップも行っています。
東京都では、相談できる相手「ペアレントメンター」の養成派遣事業も実施しています。
運営いただいている社会福祉法人 嬉泉のみなさまの理念によりますと「受容的交流」が大切で、自閉症をはじめとした生きにくさを抱えている人々を手助けすることを通じて、自分らしさを受け容れあえる社会を実現したい、とお伝えくださっています。



【相談の難しさ】
こどもTOSCAは、都民なら都内どこからでも電話相談ができる一方で、受け手が不足しているために、電話回線が混雑集中していることも多く、つながりにくいという課題があるとのことです。また、お気持ちを話すことで、電話が長時間となりやすく、より多くの方のご相談を「受けたくても受けられない」現状についてもお聞かせいただきました。
冒頭でお伝えしたように、できれば中央区にお住いのお子さまについては、ゆりのきにご相談をいただきたいのですが「保育園に知られるのではないか」「就学相談に使われると困る」などといった先入観をもって、ゆりのきへの相談を控える方も少なくないとお聞きします。みなさまのご相談内容やその実績をについて、保護者のみなさまの同意を得ずに行政内で共有することはないので、おひとりで抱え込むことなく、中央区にお住いのみなさまは、まず「ゆりのき」に相談いただけたらと思います。より早い支援により、健やかな成長や集団の困り感に対応できているお子さまも少なくないので、相談をより早く、と思います。ゆりのきもなかなか予約が取れないとか、中央区教育センターも相談や検査の予約を待っているというお声もお聞きしています。この改善に取り組んでいると聞いていますので、この点は、区議とも連携して、より相談を身近に感じられるように取り組みます。
こどもTOSCAとゆりのきの連携がスムーズに、より充実した内容となり、地域の連携(保育園、幼稚園と小学校など)が進み、子どもたちがどこにいても安心して、自分らしく育っていけるように、それぞれの役割が最大限に発揮されるように、できる改善への働きかけを続けます。
こどもTOCSAのみなさま、嬉泉のみなさま、日頃のご相談や支援など、お忙しいところをお受け入れ、ありがとうございました。
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