東京都チャレンジスクール 都立世田谷泉高校を視察しました

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

中央区議会の一般質問から決算特別委員会と、議会日程がつまっていて久しぶりの投稿になりました。議会の質疑についてはこれから投稿していきます。今回は視察レポートとなります。

学びの多様化地方議員連盟にて 都立世田谷泉高校 を視察させていただきました。こちらは チャレンジスクール 、昼夜間の定時制・総合学科・単位制の高校で、自分のライフスタイルや学習ペースに合わせて各時間帯(午前・午後・夜間の三部)を選んで入学できます。「学校が生徒に合わせる」をコンセプトに、個に向き合う特徴があり、入試も学力調査や調査書によらない特徴があります。中央区からのアクセスでは、六本木高校(港区)、大江戸高校(江東区)が近くのチャレンジスクールとなりますね。

【チャレンジスクール】
・三部制(午前、午後、夜間)
・単位制(基本は4年卒、3年、5年、6年も選べる)
・総合学科

朝が苦手や、ゆっくり学ぶなど、自分のペースで卒業を目指す特徴について、校長先生から丁寧にご説明いただきました。世田谷泉高校は、学校内に多様な居場所が多くあることが特徴で、教員以外の支援団体の大人の存在も心強いと感じました。話を聞いてほしい子どもたちがいる、ということも、大切な視点だと思いました。

【不登校の経験と高校生活】
チャレンジスクールは不登校の経験がある子どもたちが多く学んでいます。不登校の経験から、不安感が強い子どもたちが多く、保護者にも多くの困り感があると言います。社会的な自立を目指すために「自立支援チーム」の伴走があります。高校なので学ぶ意欲は重要で、目標設定が卒業後のためにも大切だとお伝えいただきました。不登校の背景は様々で、発達障害や体調不良なども影響しています。それぞれが卒業までとその後と目標を設定して、その学びを支援すること、学びの機会を保障することが大切だといいます。

この10月から、オンラインの授配信・参加を開始したとのことです。保護者や子どもの安心につながっていることが、その意義を示していると思います。多様な学び方があり、居場所があることが心強いのだと思います。

<高校生活を考える>
世田谷泉高校は多様な学び方、学び、体験の内容が充実していました。学校で選んだ教科を学ぶ際には、少人数で丁寧だと感じました。子どもたちが選びながら、主体的に学ぶことを考えられる時間となっていくことから、自分に自信を取り戻していくことが大切ではないかと思いました。


私自身、高校生の保護者でもありますが、3年間とするとわずかで、その間の子どもの心の成長も大きく、変化することと向き合いながら、自分らしい生き方を模索するには時間が足りないと感じることもあります。不登校や子どもの特性など、悩みがあると、支援の組み合わせや専門の相談など、保護者も子どもも忙しく感じたり、負担や不安も強くあると思います。学校や教員以外のパートナー、チームの支えあいは、地域が担うべき点も多く、中央区では何が求められるのか。改めて考えています。

本日も貴重な機会を、本当にありがとうございました。

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