いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
都心部・臨海地域地下鉄(鉄道)と高速晴海線(道路)は、築地・勝どき・晴海をはじめ、中央区のまちづくりに大きな影響がある事業として注目されています。いずれも長期的な取り組みですが、築地まちづくりが事業化していく中で、重要度も増しています。12月の一般質問と11月の都市整備委員会で確認した内容についてお伝えします。長期的なビジョンが大切な事業で、まずは現在地の確認ですが、丁寧に取り組みを続けてまいります。
★高橋まきこ 都議会一般質問のアーカイブは こちら からご視聴いただけます(令和7年第4回定例会 > 一般質問 2025.12.10)ぜひご視聴ください。
【都心部・臨海地域地下鉄】
<まきこ:問>地下鉄新駅と、築地をはじめとした沿線まちづくりとの連携が必要であると考えますが、都の見解を伺います
<東京都技監 答弁>
・本路線は、国の答申において、築地など多様な開発計画が進展する臨海部と区部中心部をつなぐ、基幹的な交通基盤として、事業化に向けた検討の深度化を図るべきとされている
・都は、中央区をはじめ沿線区なども参画する検討の場を設置し、駅出入口や利用者の滞留空間の配置など、新駅と周辺開発が連携した基盤整備のあり方等を検討
・沿線の魅力を高める駅とまちとの連携について、関係者とともに検討を進め、本路線の事業化に向けた取組を加速していく
都心部・臨海地域地下鉄は2030年代の開通を目指したい、と地元からの強い要望があります。駅周辺など、その開業とまちづくりに関心が高まっています。

【高速晴海線】
高速晴海線は都心と臨海部をつなぎますが、特に「TOKYO強靭化プロジェクト」広域防災拠点へのアクセス強化によって災害時の応急対策活動を支える交通網の強化となる重要な路線としての役割を果たすものです。
<まきこ:問>高速晴海線の検討を今後どのように進めていくのか伺います
<東京都技監答弁>
・高速晴海線は、区部中心部と臨海部が一体的な地域として発展するために不可欠であり、災害時には、臨海部に位置する広域防災拠点とのアクセス強化が図られる重要な路線
・都は、本路線の整備をTOKYO強靱化プロジェクトに位置づけ、今年度から首都高速道路株式会社と協定を締結し、ルートや道路構造等を検討している
・本路線の2030年代前半までの事業着手を目指し、築地など周辺まちづくりと調整
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高速晴海線について、都議会都市整備委員会にて、高橋まきこから、より詳しく質疑応答を重ねました。(2025.11.20 事務事業質疑)
<東京都の答弁>・都心環状線から晴海までの未着手区間について、都心環状線と連続したネットワークの形成に向け、都市計画の変更が必要であり、本年4月、首都高速道路株式会社と協定を締結し、高速晴海線の道路構造等を検討している
<まきこの思い>高速晴海線の整備により、首都東京のレジリエンスがさらに高まることを改めて認識した一方で、晴海線は、平成5年の都市計画決定後、これまで晴海~東雲JCT間が開通されていますが、未着手の区間については、都市計画変更に向け、現在関係者と検討中と聞いています。地元からは「線形や出入口の場所などの計画内容について示してほしい」など、まちの分断や出入口周辺の過度な混雑集中や、個々の事業への影響などに対する不安の声が上がっています。晴海線の都市計画の変更にあたっては、計画内容を地元や住民に丁寧に説明し、意見を聴きながら、理解を深めていく必要があると考えます。
<まきこ:問>都市計画を定める際、線形や出入口の場所などの計画内容について、どのように地元に説明し、手続きを進めていくのか伺います。
<東京都の答弁>
・2030年代前半までの早期事業着手を目指し、高速晴海線の都市計画を変更する予定
・都市計画の変更にあたっては、都市計画素案の段階から地域の方々に対し、計画概要等について説明会を開催するとともに、都市計画案に対する意見書や地元区の意見を考慮して、都市計画審議会において審議されることとなっている
<まきこの思い>地元や周辺住民の意見が反映されるような計画策定が求められていることから、出入口の検討については必要性等について、調査に基づき、エビデンスと共に丁寧な説明をこれからも求めてまいります。必要とされる合意形成に、私もできる限りの力を尽くしてまいります。
