いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
本日は所属の都市整備委員会にて「住宅政策本部」の事務事業質疑を担当しました。私が都の住宅事業全般から質問ができる、限られた機会です。都民ファーストの会の会派では3人が所属していて、質問を分担しました。
※まきこの質疑応答は 都議会ホームページ から、アーカイブを視聴いただけます。



【マンション高騰、家賃値上げのこと】
・千代田区の要請
住宅価格の高騰が続いており、同時に国外からの投機を目的としたマンション取引が行われていると考えられています。投機目的のマンション取引が増えることにより、過度な住宅価格の上昇、賃貸住宅の賃料の高騰などにも影響を及ぼし、居住実態のない住戸が増えることによる住環境整備への悪影響も懸念されるとして、千代田区では、本年7月18日に「一般社団法人不動産協会」に対して、千代田区内の投機目的でのマンション取引等に関する要請を行いました。当初反論もありましたが、現在は対策が検討されており、一部の不動産事業者は投機目的の購入を防ごうという対応も示すといった、次のフェーズへと展開していると捉えています。
・東京都のアンケート調査
基礎データの取りまとめが終了していて、年度内をメドに取りまとめられるということでした。この結果が気になります。結果は所有者の状況や管理、マンション防災などに活かされ、住宅政策審議会で議論もされるそうです。昨年度に開催がなかった審議会で、その内容が気になっているので、傍聴してみようと思っています。
・賃料値上げ特別相談窓口
10月に開始して、その月だけで262件もの相談が寄せられたそうです。一方的な値上げに応じなくてもいいなど、対応のアドバイスをいただけます。そもそも東京都の住宅相談が「つながりにくい」ため、電話回線の困難があり、この改善も要望が続いています。
・アフォーダブル住宅
戸建て空き家を改修し、子育て世帯向けに手頃な価格で提供するなど、官民連携で住宅を提供する取り組みです。

【違法民泊】
住宅用地で起きている違法行為は、やっぱり住宅政策本部にも一緒に取り組んでほしい、と考えています。関係団体や事業者、先進的に取り組む大田区なども視察しましたが、関係者がつながりを深めることで、改善することができると信じています。先日の決算委員会でも警視庁から「厳正に対処する」と答えていただいたのですが、みんなで取り組むことが大事だと考えています。正しい民泊が、求める方々に届けられるように、正しい事業者が継続できるように、しくみの見直しが必要な時だと思っています。宿泊税も含めて。引き続き、ワンストップ相談窓口を求めて取り組みます!

