いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
「なぜ議員になろうと思ったのですか」
「なぜ政治家を続けられるのですか」
都政への挑戦を表明して、こうしたお声かけもまた、一層増えてきたところです。改めて、思いをお伝えしたいと思います。
【子どもの命と向き合いたい】
残念な「今」を表す、R6年のデータがあります。
・子どもの自殺者数:529人で過去最多(児童生徒)
・子どもの虐待死:毎年70~90人(72人)
・妊産婦の死因:第一位は自殺
・不登校:34.6万人で過去最多
・子どもの幸福度調査:37位(OECD 38か国)
今ある子どもの命を大切にする社会を、子どもたちに残したいという、強い思いがあります。社会問題として、子どもや子どもに関わる方々が、生きることに希望をもてなければ、生まれてきたのに、残念でなりません。社会問題を改善しなければ、いつ、どの子どもが、私の子どもも含めて、その悩みや辛さを抱えるかわからない、そうした迫る危機感も感じています。少子化対策で子どもを増やしたいという政策も大切ですが、今ある子どもたちの生きる希望とその命をしっかりと守っていきたいと思っています。
この思いで、保育士を取得して、子どもや関わる人の声を聴き、日本子ども虐待防止学会や子どもの事故予防地方議員連盟のメンバーとして、みんなで取り組むことを続けてきました。さらには、変化を続ける女性の心身と向き合うために、フェムテック地方議員ネットワークを立ち上げました。
【きっかけは母たちの涙】
中央区で地域活動を始めて20年になりますが、当時は待機児童のはじまりとも言える頃でした。子育てに不安な母たちがワークライフバランスに悩んでいて、復職と子育ての両立を話し合いました。私自身もその「漠然とした不安と葛藤」のひとりでもありました。
その後、中央区子ども子育て会議の委員となり、中央区の保育所待機児童数はピークに。保活座談会で「保育園に入りたくても入れない」母たちが、毎回、涙を流しながら、相談を打ち明けるようになりました。会議委員として待機児童解消に向けて関わり、母たちの涙を受け取った者の責任として、なんとか、みんなの気持ちを改善のためにつなぎたいと思い、議員になることを決意しました。

【子どもたちの声を聴く】
議員になって1年も経たずに、コロナ禍となり、子どもたちや妊産婦の急激な心身の変化と向き合うことになりました。コロナの周りで、今ある命に危機が迫っていることに直面したのです。
「このままではいけない。私は(自分の子を含めた)子どもたちの命を守れるのか」と考えました。そんな焦燥感にも似た思いで、子どもに関わる政策に本気で取り組みたくて、保育士の資格を取得しました。
政策をホームページで伝えていくと、中学生や高校生からのお問い合わせが激増しました。「みんな、調べているんだ」と知り、驚きました。
子どもたちに「みんなの声を聴きたいと思っているよ」というメッセージを伝えながら、なんとか、その声を引き出し、自己肯定感や自己効力感を尊重し、励ましていきたいと思っています。それは私が聴くだけではなく、政策に活かす、ということです。

<終わりに>
長くなりましたが、こうした思いを共にもつ、地方議員仲間や、都議会議員、国会議員、有識者や現場のみなさまとの学び合い、情報共有、勉強会があって、共に大きな問題と立ち向かえています。これまで6年間の議員としての子ども・子育て政策は、ひとりでは諦めてしまいそうな程、大きな壁でした。共にひとつずつに立ち向かっている今に、心から感謝しています。
こちらは先日の山田太郎参議院議員主催の、子ども政策に関する勉強会で、ずっと雲の上のように尊敬してきたレジェンドのみなさまと、先輩議員と、一同に会した感動の一枚になりました。これからも、みなさまと心をひとつに、子どもの声と向き合い、全力で励ましていきます。よろしくお願いします!