子どもたちとつながりつづける 日本子ども虐待防止学会

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

今年も日本子ども虐待防止学会(JaSPCAN)の大会に参加しました。私は学会の個人会員として、毎年参加を続けています。近年は、年に1回の全国大会のほかに、オンラインでも様々な学習会などが展開されています。今年は「こどもたちとつながりつづけるために」をテーマに、高松で2日間、開催されました。

私は今回は主に、以下の点にテーマを厳選してプログラムから選んで参加しました。
1)こども家庭センター
2)保健師
3)CDR(チャイルドデスレビュー)
このほか、性暴力・性虐待、教育虐待、子どもアドボカシー、地域医療連携などにも参加しました。

【こども家庭センター】
国から設置が努力義務化されてから、長く要望してきましたが、ようやく中央区も4月に設置することが決まりました。そこで、今回は、全国のこども家庭センターの役割や機能について、課題と先進事例などに学びました。特に、新宿区による新宿児相との連携についての取り組み紹介は、非常に勉強になりました。中央区で大事にしてほしいこととして「地域資源の掘り起こしと育成」があります。子どものショートステイや、母子生活支援施設、シングルマザーシェアハウスなど「区内にないから」という説明で終わってしまっていることがあります。「代案が市部で遠くてあきらめる」というお話も聞きます。「支援が区内にないから」で終わっては相談の意味がありません。中央区にセンターが設置されてからは、しっかりと機能するように引き続き要望と提案をしていきます。
 この学会で確認したことを元に、12月11日の区議会福祉保健委員会で、中央区こども家庭センターの体制について質問をして確認しました。管理職の人数や資格、奪い合いになるとも言われる専門職の採用と配置、就労継続への備えがとても重要となります。

【保健師の役割】
コロナをきっかけに改めて、地域のウェルビーイングにおいて、保健師のみなさまの役割が重要だと再認識されました。区内の各保健所、保健センターを中心に、多くの有資格者のみなさまに尽力いただいています。親子ヘルサポ「ぽこあぽこ」の活動報告や「死亡事例検証報告」事例検討会に参加しました。全国各地の大学、保健所、児相など多様な場で、様々な立場で虐待予防に尽力される方々の視点は、深い学びになりました。どうしたら地域の保健師になっていただけるか(民間との競争で採用も困難)、働きがいはどう創出するか、福祉と保健の連携をどう実践してエンパワメントするか、などを考えています。

【CDR】
CDR(Child Death Review:予防のためのこどもの死亡検証)とは、医療機関や行政をはじめとする複数の機関・専門家が連携して、亡くなったこどもの事例を検証し、予防策を提言する取り組みです。と沼口先生は説明しています。参考 (こちらのブログ、カバー写真は尽力くださっている、沼口先生と仙田先生)

こども家庭庁は「こどもを守るためには親だけではなく社会全体で取り組むことが必要です」と説明し、令和2年度より、複数の自治体でモデル事業としてCDRの取り組みが始まっています。東京都 も遺族からの同意を得るためのことなどについて、検討会議が実施されています。参考

 学会では毎年、ワーキンググループのみなさまによる会議のデモ発表があり、シリアスなリアリティがありながらも、ユーモアも取り入れられているので、楽しみにしています。その困難はどんなしくみで対策をしていけばよいのか。とても理解が深まりました。

今回のご縁に感謝しながら、これからも学びを深める会や現場に参加していきたいと思っています。みなさま、貴重なお話をありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

中央区民のみなさまは 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。

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中央区「区長への手紙」へ伝えて直接返答を求めることができます。高橋まきこはホームページ公開後に全て拝見しています。共感したものを議会でも取り上げています。

★高橋まきこの活動がわかる政策レポート集は コチラ

★高橋まきこ中央区議会一般質問ダイジェストは コチラ

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