市民の声を活かす官民連携のまちづくり 神戸市を視察しました

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

中央区議会の特別委員会にて、神戸市を視察させていただきました。私の本年度の所属は、築地等都市基盤対策特別委員会で、まちづくりがテーマとなっています。

【官民連携と交通】
再開発では、まちの機能を維持または向上を確保しつつ、より安心で安全、快適なまちづくりを実現することが求められます。機能という点では、公共交通機関のインフラとしての役割は、市民の生活に密着しています。特に便利という豊かさの実感につながります。今回の視察では、こうした視点を官民連携、一体的に取り組んでいる事例を学びました。

・神戸市北区鈴蘭台駅前の再開発
「関西の軽井沢」と呼ばれるそうで、標高が高く、冷涼な心地よい場所でした。街の中心となる鈴蘭台駅は、列車や路線バス、タクシーが行き交う交通結節点です。しかしその機能を十分に果たせない、混雑や動線の課題がありました。再開発では、駅舎の上に区役所、商業・医療モールとロータリーを一体的に構築しました。様々な工夫と防災対策で、高齢者にとっても安心なまちも実現しています。駅舎や区役所を含むこの建物内で、日々、交流イベントが開催されていることに、温もりを感じました。

・神戸ウォーターフロントビジョン
大震災から30年、海辺のまちが交流拠点になるコンセプトは、築地の再開発と似た特性があると感じました。およそ1万人規模、バスケットボールチームのホームとなるアリーナが新設されていました。
ベイエリアの課題は、街の中心部との往来で、縦と横の動きを意識して、弱いところを補完する機能を担う交通機関が必要だったとのことです。市街地の中心部を丁寧に回るバス「シティループ」は、ガイドが同乗していて人気です。これとルートを分けて、ベイエリアへのアクセスをスムーズにする
ポートループというバスが新しい機能をになっていました。新しい交通の浸透の難しさがあり、多様な広報にスタートアップを活用するなど、積極的に取り組んでいました。

まちづくりに終わりはなく、日々改善に向けてアプローチを続け、新しい角度からの実証や実験も重要だということでした。こうした柔軟な取り組みは、行政だけでは難しく、市民の声を元にしながらも、官民連携で変化のスピードを早めている点に注目しました。

私自身、大学で都市政策を専攻し、卒業後にJR東日本に入社し、交通インフラとまちづくりに、民間から取り組んできた経験があります。鉄道のみで完結することは稀で、つながりのデザインが重要と捉えています。今回も課題と解消への取り組みが参考になりました。今回の視察の学びを、これからの中央区のまちづくりにも活かします。温かくお迎えくださった神戸市のみなさま、ありがとうございました!

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