いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
WOMANSHIFT(一般社団法人)主催の女性の地方議員を対象とした講演会に参加しました。WOMAN SHIFTは政策実現を目指す、女性議員ネットワークです。講演の登壇は、品川区長の森澤恭子さん、講演会場は戸越公園にある「エコルとごし」でした。「紙」の芝生やデジタルで生き物を学んだり、自然・環境問題を身近に感じることができる学びの場でした。緑にもあふれ、お子様とのお出かけにオススメのスポットです。
【女性区長の視点から】
23区では6人の女性区長が着任しています。森澤区長は「誰もが生きがいを感じ、自分らしく暮らしていける社会」の実現を目指して当選され、品川区は本年度、これを実現するための「ウェルビーイング予算」を取りまとめました。
一昨年の12月に当選後、就任後4ヶ月にまず、3つの無償化を実現されました。第2子保育料の無償化、学校給食の無償化、高校生までの医療費無償化で、中央区も本年度では取り入れられていますが、昨年度初めは先進的でした。
本年度の「ウェルビーイング予算」
・学用品完全無償化(所得制限なし)
・携帯トイレ無償配布などの防災強化
・介護人材確保
学用品無償化は「補助教材費」といわれる、絵の具や書道、裁縫セットなどの学習に必要とされる、教科書等以外の物品で、この支出を品川区で負担することになりました。「ちりつも」で小学校6年間をまとめるとそれなりの金額になります。講演会場で話題になりましたが、参考として学校から紹介される事業者の物品は、一般市場価格より高めの設定も多く、悩ましいと感じている家庭や、保護者に申し訳ないと感じている子どももいるとのことです。
特に、女性の視点を取り入れた点は、会場から共感の声が多くありました。防災対策で生理用品のみならず、能登で意義が確認された、おりものシートの備蓄を見直したことや、産後ケアの拡大、HPVワクチンの支援、オムツ宅配便などの細やかな施策の裏側まで、じっくりと聞くことができました。
【女性のエンパワーメント】
ジェンダーギャップ指数が世界的に低水準である日本の現状を踏まえて、女性のエンパワーメントを区の基本理念に盛り込んだとのことです。「品川区ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会を実現するための条例」も成立しています。
WOMAN SHIFTでは、対話の時間も大切にされていて、議員同士の交流があり、区長との質疑応答も十分で、会場全体がエンパワーメントし合う、ポジティブな空気であふれていました。この場も貴重でありがたく、感謝しています。
【高橋まきこの感想とお礼】
森澤区長が都議会議員の頃より、政策への真摯な取り組みを尊敬してきました。私の小さなひとつの政策課題にも、丁寧に向き合い、励まし、導いていただいてきました。区長となった今も、官民連携や民間への委託でも丸投げして手放すことなく、しっかり伝え、ご自身の目で確認するところまで、細やかに尽力されていることがわかりました。恭子さんだからできること、その姿勢と実行力に期待して、これからの政策実現も楽しみにしています。
貴重なお話とその機会を、ありがとうございました!
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