いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。
本日、中央区教育委員会に対して、保護者の代表がプレディ(中央区の放課後教室、学校の中にある児童の居場所)のお弁当注文と受取の許可を求める要望書を提出しました。保護者が中心となり、区民200人を超える方からの要望が集まっています。※継続受付中
【要望書の主旨】
プレディでも区内の学童クラブと同様に、保護者が注文したお弁当の受取ができるようにすること
【中央区教育委員会の回答】
「予算」と「人」の確保が課題であるため、すぐには対応できない
・お弁当受け取りを目的とした人の配置が必要となり、人件費(委託費)が膨らむ
・委託事業者に追加契約が必要となる(そのための予算措置が間に合わない)
【プレディの現状】
保護者が直接要望してきた中では、プレディの職員から
・受け取る人がいない
・個別の事業者等に対応しきれない
・コンビニで買ってお弁当箱に詰め替えればいいのに
などといった言葉で否定されてきたとのお話を聞きました。これには、現在は学童クラブに通えているものの、来年度にはプレディになるだろうという保護者が大変驚いています。結果として「児童館の一般来館にする」という方も少なくありませんでした。子どもが行きたいと言い、お弁当の受取もしてもらえることが理由だと言います。
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【1】学童クラブはお弁当発注ができる
高橋まきこからの区議会質問に対して「注文を妨げない」と中央区が初めて発言したのが2021年11月のことです。中央区の学童クラブでお弁当発注ができるようになりました。学童クラブとプレディは「一体的な運営」と主張する中央区で、この対応のズレは大きな問題です。
【2】学童クラブの待機児童が260人
中央区では学童クラブの待機児童が年々増え、現在では「1年生しか入れない」と言われる学童クラブも少なくありません。つまり「希望してプレディを利用しているのではない」という児童や保護者も多数います。中央区の学童クラブでお弁当発注が公式に認められてから1年半、学童で当たり前に注文してきた家庭が、「プレディでは頼めない」ことに大きな困惑を抱えている状況となっています。
【3】来年(2024年)4月開始、プレディプラス
小学校の中に新たに学童クラブを設置し、小学校内に「学童クラブとプレディ」の両方が存在するようになります。そうなってからの「対応の違い」は大きな混乱を招きます。この点について、中央区教育委員会は「プレディプラスの対応は議論を深める」と説明しています。
【4】給食無償化
中央区教育委員会は「物価高騰や家庭の負担軽減策として」学校給食無償化を今年、2023年4月のから開始しています。その考え方からすると夏休みは「空白の40日間」となっていることがわかります。この間だけ昼食を提供しないことに疑問を持ちます。
【5】こども家庭庁の呼びかけ
こども家庭庁は保護者のニーズも高いとして「昼食の提供を検討してほしい」と港区などの事例を挙げて全国の自治体に提供を呼びかけています。2023年5月に実施された、こども家庭庁の調査に対して中央区は「昼食提供をしていない」と回答しています。
事例:港区学童クラブ等弁当配送事業
【6】NHKの報道
中央区はNHKの取材に対して「学童保育において区内全ての児童に昼食提供している」と答え、報道されました。これに対して、視聴した保護者から「事実と違う」という問い合わせが多数、私にも届きました。これはこども家庭庁と異なり、NHKが「提供が保護者主体でもいい」とした設問だったそうです。この報道をきっかけに「提供する必要がある」という区の認識を確認し「プレディはなぜダメなのか」という疑問が保護者の心に深く残ることとなりました。
いつ、どこにいても、区内の子どもたちや保護者が笑顔で安心して過ごせる居場所を確保することが大切です。夏休みだから、待機児童になったからといったような環境を理由に、負担や困難を抱えることのないように、子どもや保護者の声をしっかりと聴き、受け止め、公平な対応となるように引き続き私も要望活動を続けます。
みなさまのご意見も引き続きお聞かせください。
<学童の保護者負担軽減を求めてきました> お弁当注文、保険加入、おやつ手配、行事主催。これらを一体的にプレディプラスで委託事業に含め、保護者負担を軽減するように、再度、本日(2023年7月24日)の区議会委員会で求めましたが「一定の保護者の関与を求める」とされました。今も「保護者負担軽減を検討している」ままでした。まだ検討中???
★ご意見やご要望などは
中央区民のみなさまは 高橋まきこLINEオフィシャルアカウント から、直接感想をメッセージでお届けください。高橋まきこへのお問い合わせフォームや各種SNSのメッセージからも承っています。
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★高橋まきこ4年間の活動実績まとめレポート集は コチラ