いつもありがとうございます 都議会議員の高橋まきこ です。
認定NPO法人高卒支援会 が運営するフリースクールを視察させていただきました。秋葉原駅徒歩2分、秋葉原UDX内にある「eXeField Akiba」を訪問しました。こちらはNTTe-Sportsが運営している施設で、週に2日、フリースクールとして使用しているとのことです。今回は会派、都民ファーストの会東京都議団における若者PT有志メンバーで伺いました。※こちらは通信制高校の生徒も通所しています
なぜ学校に行かなくなったのか
なぜここに午前中から来て、通うのか
これからの未来をどのように考えているのか
大きな変化を経験しながら成長している子どもたちから、直接聞かせていただくことで、私自身の理解が深まっていきました。今日の日のことは、ずっと、忘れないと思います。以前からの希望が叶う日となって、本当に嬉しい時間でした。


【東京都フリースクール等利用料助成金の対象】
月額最大2万円の補助金は、週に1日以上の通所実績を求めるものです。こちらの施設に通うことが、その対象となっています。また、在籍している学校の校長先生の判断で、通学先として認められれば、通学定期券の対象となることもあるとのことです。
【eスポーツ】
「自宅でもできるけど、もっとうまくなりたいから来ている」
「チームで強くなりたいから、来て、ミーティングを大事にする」
こうしたモチベーションは運動部と変わらない、と感じました。
通学1時間程をかけて、自宅を出て、この施設でトレーニングをする彼らは、まさに部活のようでした。実際、来所したらyoutubeを視聴して、体操をすることから始めるそうで、準備運動もしっかりしています。チームで勝つために、コミュニケーションをとり、リーダーを決めて、役割を分担し、会話をし、グループミーティングを重ねている様子を共にしました。これがスポーツ、と腑に落ちました。私が視察した今日も、eスポーツコースは男の子でいっぱいでした。夢中になる女の子は少ないようです。
【部屋から出ず、目も合わなかった子どもの変化】
私たち集団に、目を見て、丁寧に話してくれる彼らは、ここに来る前の様子は全く違ったものだったと言います。部屋に引きこもり、誰とも会話をしない年月があったと振り返っていました。
ゲームが好きだから
もっと強くなりたいから
そうしたモチベーションがここまでの変化につながるのかと、驚きました。こちらはこの通所の他、チャットツールを用いたコミュニケーションやスケジュール管理、そして合宿や運動会、卒業式などの機会もあります。子どもたち自身で旅行の企画手配をするなど、社会で必要とされるコミュニケーションやスキルが自然と身につく環境も素晴らしいと思いました。
週に1日でも、外に出かけてくれたら
少しでもお友達と対面で会話をしてくれたら
そんな希望を声にする保護者が、私の周りには少なくありません。何か夢中になれたら、何か「好き」を共通言語にできたら。
ここで部活のようにトレーニングに挑むみんなと話していたら、不登校「支援」という言葉は合わないなと思いました。彼らが必要としていたのは支援じゃなくて、夢中になれる環境だったのではないかと。
東京都の不登校対策・支援・予防(どの言葉も正しいかはわからない)が、どのようにあったらよいのか。これからも子どもたちとの対話から、一緒に考え、政策として進めていけたらと思います。
代表のたけむらさん、NTTe-Sportsのみなさま、そしてみんな
貴重な機会をありがとうございました!また教えてね。
