海のそなえシンポジウム 溺れの備えはどこで学ぶか

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

竹芝にて開催されました「海のそなえシンポジウム」に参加しました。どこか遠い話、海に行かなければ大丈夫、といったバイアスがかかりやすく水難事故予防の取り組みが進まず、事故発生数は横ばいが続いています。つまり減っていません。水難事故が起こりやすい7、8月を前に、有益な対策を共有しました。私は超党派で全国の地方議員が学び合う、子どもの事故予防地方議員連盟のメンバーと参加しました。

実際に、園の行事で出かけた川の事故でお子さまを亡くされた、吉川さんからの言葉はいつも重く、私たちの心をひとつにしてくれるように感じています。

【水難事故のピークは7歳と14歳】
「溺れ」の経験は12歳以下に経験する方が大半で、子どもの事故予防が重要だとわかります。発生場所は海が50%、川が30%を占めています。これで80%。ライフジャケットの着用で9割が助かると言われています。しかし、その対策が徹底しないのはなぜでしょうか。

【子どもの水難事故はコピペ】
水難事故は減ることがなく、科学的対策が行われることがなく、同じような状況で事故が発生し続けているのです。

検証:どんな状況で起きたのか
共有:事故の危険性と予防策を知る
対策:予防のしくみをつくる

こうした取り組みの徹底で、子どもたちの命を守ることができるのです。

【水難事故予防の教育】
泳ぎ方を習っていても、水難予防になり得ない困難な状況下もあるとのことでした。浮き方、泳ぎ方とは別に、溺れの対策を学ぶ必要があるのです。対策は「危険な状況にならないための教育」です。
いざという時にできることを学ぶことも、そのひとつです。学校や担任に全てを任せるのは、今は難しい状況です。私は専門家から子どもたちが学ぶ機会の提供を求めたいと考えています。

【水泳授業の困難】
保護者や子どもたちから「コロナ以降、学校の水泳機会が少ない」などの苦情をいただいています。中央区では体育補助教員を配置していて、担任とその先生とで指導をしている状況です。全国的には、水泳指導を外部委託している自治体もあります。一日の授業や生活指導がある中で、子どもたちと一緒に水泳指導の準備をする担任の負担を考えると、私は外部指導員の活用が必要ではないかと思っています。この点は、保護者のみなさまのご意見も広く聴きたいと思っていますので、ぜひご意見をお寄せください。

海や川の豊かな学びを楽しむために学ぼう

ご遺族である吉川さんは「連携、共感、しくみをつくる」ことの大切さを伝えてくださいます。保護者や指導者だけではなく、社会全体で水難事故を予防するしくみをつくっていきたいと思います。まずは中央区の教育現場でできることに取り組みます。

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