築地市場跡地は中央区民にとって、どのような存在となるのか

いつもありがとうございます 中央区議会議員の高橋まきこ です。

中央区議会では4月からの新年度に向けて予算審議が続いています。本日は、築地市場跡地の再開発について、議論が深まりました。

【築地市場跡地の今】
築地市場跡地である都有地、およそ20平米の再開発を担う事業者が、本年度末、つまりこの3月末までに決定とされていましたが、これが遅れ、5月頃にずれ込むと見通しが報じられています。これを受け 築地地区まちづくり協議会 にて、5月の事業者決定に合わせて、決定事業者宛に、中央区長と中央区議会議長の連名にて要望書を提出することについて話し合われました。

築地市場跡地開発に関する要望について(案)

【中央区が必要と考えていること】
要望書(案)では特に3点の取り組みが必要と示されています。

・周辺と連携した歩行者ネットワークの形成

・周辺交通への影響と車両交通対策

・中央区の施設の再整備

【中央区の考え】
吉田副区長から、区の考えが区議会にて伝えられました。
・再開発地が現代であるとすると、浜離宮が江戸、場外が昭和であり、その融合は考えるべき

・中央区の防災拠点、都市機能を維持する都心部防災センターとなる機能を果たすことも望まれる
陸からの支援拠点(朝霞)からの距離があり、現実的には空や海、河川からの支援が現実的だと思われる。その結節点となる、築地に期待される機能であるということでした。

・今後の再開発の経過見通しとして
2024.5月末:事業者決定

2025.3月末まで?:都市計画の原案・骨格ができる

2025~2026?:環境アセス調査、埋蔵物調査など

都市計画説明会

2027?:着工

2029?:工事

2032~2033?:竣工

と8~9年後に竣工となるか?という見通しについて説明しました。

【中央区民の意向はどのように伝えられるのか】
都有地ではありますが、中央区にとっても大切な築地であり、地元の区民も、地域も、非常に注目と期待をしています。

中央区は「事業者、東京都、中央区の協議体を考えているところ」とし、完成後のエリアマネジメントの母体となっていくだろうと説明しました。

集会施設、運動施設、緑の憩い、防災、交通のハブなど、様々な機能や用途に期待が集まりますが、中央区や区民に対して、どのような機能を果たし、地域に還元していただけるのか、みなさまから多くのお問い合わせをいただいています。中央区には、地域の意見を伝えながら丁寧な協議を継続的に重ねていくことが求められています。事業者決定まであと2ヶ月、真摯に未来へタッグを組むパートナーとして、事業者に注目しています。

<高橋まきこの注目>
陸、海、空、地下(臨海地下鉄新線)と交通結節点としてのハブ機能に注目が集まる築地は、伝統文化、食といった魅力にあふれています。再開発の竣工目途とされる頃は、リニア中央新幹線の品川開業直後、東京駅と羽田空港との新路線「羽田空港アクセス線」の開業直前となっている見込みです。東京都心部のハブ機能のみならず、品川・新橋・東京といった鉄道のハブ機能や羽田の空港機能も高度化していることが見込まれます。区民にとっての築地、東京にとっての築地、世界における築地というポテンシャルを、それぞれの立場で、パートナーシップをもって連携しながら活かし合う、まちづくりに期待します。

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★★★★★★★

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★高橋まきこの活動がわかる政策レポート集は コチラ

★高橋まきこ中央区議会一般質問ダイジェストは コチラ

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