品川区視察~子育てと教育~

品川区へ視察訪問させていただきました。現場を見たい!ということで、数カ所巡りました。やはり現場の方の声は共感、理解につながり、学びが多く、中央区ではどの点が参考になるか、考えながらお話をうかがいました。

●オアシスルーム(一時預かり保育)

オアシスルームとは、主に在宅で子育てをしている保護者の方が用件(買い物・通院・リフレッシュ等)をすませる間、一時的にお子さんをお預かりする事業です。今回お願いした目的は「web(インターネット)予約」が実施されている点にあります。在住の保護者からも「本当に助かるし、幼稚園まで安心して過ごせる」と伺っていて、その現場が知りたいと熱望しており、ようやく叶いました!一時預かり保育の予約がインターネットで完了!入退室などの利用はICカードでタッチ。利用状況などが即時一括管理できます。民間への業務委託です。ネットで予約完了するので、受けた分はしっかりと責任を持たないといけない。つまり断れないということはおっしゃっていました。少人数保育のため「初めて」のお子様が4名以上いると、結構大変になる日もあるそうです。逆に「常連」が多いと落ち着いた雰囲気で過ごせるなど、日々状況が変わるそうです。「保育園に入れていいな」とならず、何歳のどの子どもにも集団で育つチャンスがあるというのは、とても大切なことだと思っています。もちろん、中央区でも一時預かり保育の予約に長時間並ぶことなく、インターネットで予約が完結するようになるよう、問い続けたいと思います。また、児童館の「赤ちゃん天国」など、他区のひろば的な場で、一時預かり保育を実施することも求めていきたいと、品川モデルを見て、強く思いました。保育園を作るだけでは届かない支援があります。

●義務教育学校(9年生までの小中一貫校)
15歳までの児童の持つ力を最大限に引き出す!小学校5〜6年生と中学生の3年間を切れ目なくつなぐところに注力されていると感じました。特に5~6年生を伸ばせる(先へつなぐ)という目的と効果に注目しました。学校規模は大きくなるため、両方の資格を持つ教師が求められるし、校長の采配も大変そうだと思う点もありました。しかし、一貫校だからこその充実した共有スペース、ゆとりある体育館と校庭に感心しました。地元企業とのコラボスペースがまるでキッザニアのようでした。晴海の新設校、一体化を希望する保護者もいるのだろうか?と考えながら拝見しました。

●すまいるスクール(放課後子ども教室)
国の施策「放課後子ども総合プラン」として「放課後児童クラブ」と「放課後子ども教室」を一体的に運営する、品川区の「全児童放課後等対策事業」です。学校施設を活用した安全な居場所を提供するとともに、学びと遊びを通して子どもたちの成長を育むことを目的としています。「フリータイム」「教室」「勉強会」という3つの大きな柱で、実に宿題をやる児童、校庭に出る児童と多様な過ごし方でした。
入退室管理は、児童が持つICチップによるタッチ保護者へはアプリの通知で入退室を連絡するようになっています。災害時などにもアプリや登録メールで一斉に連絡ができるそうです。準備経過期間で、次年度から本格稼働予定とのことで準備が進んでいました。安心と便利が両立していていいなと思いました。やはり学校施設から移動がないのは、特に低学年には安心。

区議や区役所職員も1人1台のiPad(全職員ではない)を持参しており、ペーパーレスも進んでいると実感しました。共有すべきドキュメントは、即時クラウドフォルダにてデータ共有。同じような情報が、同じタイミングで中央区から私のメールに届いたのですが、zipファイル添付のため(常時)、スマホで開けずオンタイムで得られる情報の格差を強く感じました。早く知ってほしいと思うならナンセンス。いつも困っております。
「すごい!」と驚く度に「そうですか?」「問題もあります」と冷静に更に前向きである職員の方々に驚きました。本当の未来志向はきっとこうした姿なのだと、学ばせていただきました。どこの課がやるとか、誰がやるとかではなく「必要だから」という説明に、深く共感しました。

調整してくださった #横山ゆかり 品川区議会議員に心より御礼申し上げます。

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