「選択的夫婦別姓」をいかにして進めるか

#立憲民主党 にて、任意の東京都自治体議員が集まり、講師をお招きして「 #選択的夫婦別姓 」の勉強会が実施されました。「選択的」であって、別姓を強要するものではなく、同姓でも別姓でもよい、というしくみです。既にご経験があり、釈迦に説法となってしまう方には恐れ入りますが、敢えて説明します。

「旧姓で仕事できるし、いいじゃないか」という方がいるかも知れませんが、それは「通称名」です。日本は夫婦同姓を強制しています。それが世界で唯一の国であると、昨年の国会、法務委員会にて答弁されましたし、国連からも「差別的な」民法として3回も改善勧告(改正を求める)されてきた経緯があります。

結婚を考えた時に「同姓となるか」「事実婚とするか」の2択しかない、ということが問題です。

戸籍の名字を変更した際に生じるデメリットは、以下のような点です。
・海外出張→パスポート表記が戸籍名
・法人の役員登記→戸籍名
・研究者の不利益→論文執筆者の名前が変わることで「キャリアの分断」となる
・プライバシーの侵害→結婚・離婚を公開する

これは一部ですが、これだけでも十分に世界で活躍しにくくなることは明らかです。

実際、私も海外渡航手配の仕事の時には「海外出張を共にする方々に、戸籍名を知られたくない」などといったご要望をいただき、その心的負担の大きさを知りました。

国会が動くことが最大の目的ではあるのですが、まずは地方議員としてできる進め方に挑もうと思います。
「保育園落ちた」の時もそうでしたが、世論の高まりが欠かせません。
「当事者だけ我慢すればよい」という考え方を変えることが大切です。

「私も困った(困っている)ので、同じ思いをしてほしくない」という方や
「早い変化を望むので、一緒に行動したい」という方がいましたら、ぜひお声かけください。まずは意見交換やアクションの学びの場を、区内で設けたいと思いますので、準備を始めます。

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